給餌の適量
●金魚の1日の給餌量は、体重の5%ぐらいと言われています。
しかし、成長ざかりの金魚と成長度の落ちた金魚では、給餌量は当然ちがってきます。 また、水温の高低や水質によっても違います。 そこで、これらのことのを考えるとともに、天然餌料の多少、放尾数の多少によって、給餌量は加減しなければなりません。
”腹八分めに医者いらず”のたとえのように、給餌は控えめにというのが飼育の一つの鉄則です。 これもいろいろな状態に応じた給餌の適量をきめることがなかなか難しく、ともすれば過給になりがちな弊害(へいがい)を防ぐ意味をもっているのです。
給餌量は、8月が最も多く、これを100とすれば、各月は下表のようになります。
つまり、ランチュウの健康な発育状態を目安にするわけです。
①水質の悪化
②消化不良などによる糞の異常
③栄養不良による発育不調
④不健康な症状
また、餌の食べ方、餌への集まり方、泳ぎ方で、腹八分めかどうか察しがつきます。
必ず夕方5時までに食べつくすぐらいの量で、夜間の水温低下によって消化不良を防ぐため。
月 割合
1 0
2 0
3 0
4 8
5 25
6 60
7 80
8 100
9 80
10 40
11 8
12 0
●給餌と水質
”水替えは午前中にすること”となっているのは、水温の変化をできるだけ少なくするためですが、水質の変化もやわらげるために、古水を適当にまぜなければなりません。 。
水深30cmの池なら白皿を沈めてこれが肉眼でぼうっと見える程度
要は、この青さの状態をいかに長く保ちつづけうるかで、このため、工夫や苦心をすることになります。
水替え後、4日目ごろから良い青水ができたら、ここで給餌をとめるのが良い青水の状態のまま保つ方法につながります。